アデノウイルスは子供の病気?感染経路と予防法、治療法は?
公開日:
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最終更新日:2016/10/03
健康
アデノウイルスは子供が多く罹る感染症ですが、大人も罹ることがあるのを知っていますか?
でもいったいどんな症状なのでしょう。
◦アデノウイルスってどんな病気?
◦主な感染経路は?
◦簡単な予防法
◦治療法はどうすればいい?
実際アデノウイルス感染症だとわからない方もいると思います、
これを読んでどんな病気なのか予防法も知って家族感染を防ぎましょう。
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アデノウイルスってどんな病気?
一般によく知られているアデノウイルス感染症は2つあります。
夏にプールで感染することが多い「プール熱(咽頭結膜熱)」と目ヤニや目の充血がおこる「はやり目(流行性角結膜炎)」です。
夏風邪の代表と言われるプール熱の3大症状は咽頭炎(のどの腫れ、強い痛み)・結膜炎(目ヤニ、充血)・38度~40度の高熱です。
潜伏期間5~7日あり発症後3~5日で回復しますが、高熱が続くこともあり重症化すると肺炎や脳症を起こすことがあります。
高熱が続き、痙攣・嘔吐を繰り返すなどの症状が出た時はすぐに専門医に受診してください。
アデノウイルスは非常に感染力が強いので学生や園児は登校・登園禁止になっています。
アデノウイルス感染症には他にも急性呼吸器感染症・出血性膀胱炎などもあるので覚えておきましょう。
主な感染経路は?
アデノウイルスの感染経路は
飛沫感染:感染者の咳・くしゃみで感染する
接触感染:感染した人の皮膚に触る、汚染されたものに触って感染
糞口感染:汚染された食べ物や便に触った手を介して感染
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アデノウイルスは非常に感染力が強く、ドアノブなどに付着して10日以上も感染力が続きます。幼稚園や小学校では感染が広がりやすいので注意が必要です。
また、子供が先に罹りその後、家族に感染することが多いので感染した赤ちゃんのオムツ替えの時には使い捨ての手袋を履きマスクをするなどで感染しないようにしましょう。
簡単な予防法
家庭でもできる簡単な予防法をまとめてみました。
・手洗いと消毒
アデノウイルスは手にウイルスが接触した後そのまま口に入り感染することが多いので外出から帰宅した後はもちろんのこと、外出先でもトイレの後、食事前などに手先を洗い消毒することを心がけましょう。
・外出時にマスクをする。
マスクをすることで飛沫感染を防ぎます。
・キッチン用品を消毒する。
家庭内での2次感染を防ぎます。アデノウイルスは55度以上に30分つけることで消滅します。
キッチンハイターで2時間つけおきも効果的です。家庭内で発症していなくても感染していることがあるので小まめに消毒しましょう。
・家族で発症している時は湯船につかるのは避けましょう。
湯船の湯で感染します。バスタオルやスポンジ・顔を拭くタオルも共用は避けましょう。
・初期や回復期でもウイルスは保有しています。
食器やコップ、同じ鍋を食するのはやめましょう。
簡単にまとめて見ましたが、完全に移らないとは限りません、出来る限りで良いので実践してみて下さい。
手の正しい洗い方についての動画です。ウイルスを防ぐためにぜひやってみて下さい。
治療法はどうすればいい?
アデノウイルスに感染した時、ウイルスには直接効く薬はないのでその症状によって治療する対症療法になります。
アデノウイルスは重症でない限りは時間がたつと自然になおりますが、高熱が出た時には解熱剤、痛みがひどい時には鎮痛剤を使います。
また、はやり目になり目の痛みや充血がひどい時には抗炎症剤の目薬を使います。
のどの痛みや高熱で食事ができない時には点滴をしてもらいましょう。
乳幼児が嘔吐下痢症になった時には、ひどくなると腸重積の合併症を起こすことがあるので注意しましょう。
どんな病気でも早めの対処と2次感染を防ぐことが大切です。
専門医に受診する、手洗いうがい消毒をするなどで家族をアデノウイルス感染症から守りましょう。
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