くも膜下出血の原因は?こんな症状があらわれたら?どう予防したらいい?
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最終更新日:2016/12/17
健康
くも膜下出血は特に中年から高齢にかけて罹る病気です。
また、発症すると30%の方が亡くなってしまう恐ろしい病気です。
くも膜下出血にならないためにはどうしたらよいのか調べてみました。
【関連記事】
心筋梗塞の原因は?症状の前兆はあるの?予防はどうしたらいい?
◦くも膜下出血とは?その症状は?
◦くも膜下出血の前兆
◦くも膜下出血の予防法は?
くも膜下出血のことを知り、予防しましょう。
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くも膜下出血とは?その症状は?
くも膜下出血とは脳を保護する3つの膜(硬膜・くも膜・軟膜)のうち、くも膜と軟膜の間にある太い動脈から出血してしまう病気です。
出血を起こすと頭蓋内の圧が異常に高くなり頭蓋内圧亢進の状態になり脳が圧迫されて激しい頭痛・吐き気・嘔吐が起こります。
脳が圧迫されている場所によっては呼吸停止や循環停止が起こり死亡してしまいます。
くも膜下出血になり最初に起こるのは激しい頭痛です。
「突然、バットで殴られたような頭痛」が起こります。
出血の量にもよりますが、激しい頭痛の後、嘔吐、めまい、意識を消失します。
くも膜下出血の症状はとても激しく突然です、このような症状が出たら直ぐに救急車を呼びましょう。
くも膜下出血の前兆
くも膜下出血になった人の約30%には前兆があると言われています。
前兆の症状はどういったものなのかわかりやすく書いてみます。
・未破裂動脈瘤がある:まだ、破裂を起こしていない動脈瘤のことです。
動脈瘤がある場所や大きさによっては「頭痛・物が二重に見える・片方の瞳孔が拡大する」などの症状が出ます。
・警告出血:未破裂動脈瘤からの少量の出血のことです。「頭痛」が数回にわたって繰り返し起こります。
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・一過性脳虚血発作:未破裂動脈瘤の中に血液の塊ができることで起こります。
脳梗塞の前兆に見られる発作と同じで「片麻痺・体の片側のしびれ・めまい・ろれつが回らない・物が見えにくい」など多数の症状が見られます。
数分で消えることもあり見逃してしまいがちです。
このような症状が起こって症状がすぐに消えてしまっても発症していることがあります。
前兆の時点ですぐに病院にいき治療を受けて重症な障害にならないように心がけましょう。
くも膜下出血についてわかりやすい動画をみつけたので参考にしてください
くも膜下出血の予防法は?
くも膜下出血にはリスク要因が5つあります
①高血圧症:高血圧症の人がくも膜下出血になるとそうでない人に比べて死亡リスクが3倍と非常に高いです。
高血圧にならないように塩分の摂りすぎに注意し、高血圧症の方は治療しましょう。
②喫煙:くも膜下出血の最大リスクと言われています。喫煙者のリスクは非喫煙者の6倍あります。
③家族の病歴:家族に脳卒中の体験者がいるとリスクが2倍になります。
④輸血歴:特に男性は注意が必要です。
⑤ストレス:ストレスは血管を傷つけくも膜下出血を起こしやすくします。女性にはその傾向が強くみられるので注意しましょう。
それでは、どう予防したらいいのでしょうか。
次のことを普段から何気なく心がけるだけで簡単に予防できます。
①血圧をコントロールする。
②食事に注意する:塩分の摂りすぎに注意(1日10グラム以下)・野菜を積極的に摂取する。アルコールは摂りすぎに注意
③禁煙
④前兆を見逃さない
くも膜下出血に限らず生活習慣病の予防には食生活がとても重要です。
外食やコンビニのお弁当は控えて野菜中心の食事をとる。例えば、かぼちゃ・エリンギ・玉葱などは血圧の上昇を抑えてくれます。
人参、トマト、セロリ、モロヘイヤなどの緑葉食野菜は免疫力や抵抗力を高めてくれます。
タンパク質は大豆や乳製品からとることで善玉コレステロールを増やします。
清涼飲料水はやめてポリフェノールの含まれた緑茶やウーロン茶を飲みましょう。
日ごろから気を付けることで、くも膜下出血を予防して健康な身体を作りましょう。
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