ハロウィンではどうして仮装をするの?いつが起源で由来は何か?
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季節の行事
9月も後半になると、店頭にはハロウィンコーナーが並び、幼稚園や小学校の行事としても取り上げられるほど、定番のイベントとなったハロウィンですが、流行り出したのは比較的最近のことで、そもそもハロウィンがどんな行事なのかあまりよく知らない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
● ハロウィンとはどんな行事?
● どうして仮装するの?
● 起源と由来は何?
● 子どもに簡単にハロウィンを説明するには?
これらに関して調べてみました。
ハロウィンがどんな行事か知ることで、今年のハロウィンパーティーはより楽しいものになるかもしれません!
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ハロウィンとはどんな行事?
ハロウィン(Halloween)とは、カトリックの諸聖人の日(11月1日)の前夜祭のことで、もともとはヨーロッパを起源とし、宗教的な意味合いを持つ行事でした。
諸聖人の日の前日、10月31日は死者の霊が家を訪ねてくると信じられており、悪霊などを追い出すことと、また同時に秋の収穫を祝うために行われていました。
現在では、宗教的な意味合いは薄れて、子どもたちがお化けの格好をして、「トリック・オア・トリート(Trick or treat)=お菓子かいたずらか」と言いながら、近所を周り、お菓子をもらうなど、楽しい仮装パーティーとして行うことが多くなっています。
【関連記事】
ハロウィンでトリック・オア・トリートと言うのは?なぜお菓子?
また、近年の日本では、若者たちを中心に仮装=コスプレをして、渋谷や六本木など都心の街頭に繰り出すイベントなどが盛んに行われています。
これは、ハロウィンの仮装と日本のポップカルチャー(コスプレ)とが相まって誕生した日本流のハロウィンイベントだと言えます。
どうして仮装するの?
実はハロウィンの仮装は自分が人間だと気付かれない為にするものなのです。
というのも、先ほど説明した通り10月31日は亡くなった人の魂が帰ってくる日とされており、同時に悪霊や魔物たちがやってきて悪さをすると言われていました。
地上をさまよい歩き悪さをする魔物たちを恐れて同じ格好をするようになったのが、仮装の始まりです。
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つまりハロウィンの仮装は魔除けや悪魔を怖がらせて追い払う意味があり、自分の身を守る為に魔物たちの仲間のふりをしたというわけです。
起源と由来はなに?
ハロウィンの起源はアイルランドの古代ケルト人にあります。ケルト人にとって10月31日は新年を迎える前日で、日本でいう大晦日です。またこの日は、亡くなった人の魂が帰ってくる日でもあります。
悪さをする悪霊や魔物を退散させる為に、火を炊き行った儀式がハロウィンの起源となっています。
自分の身を守る為に、魔物たちの仲間のふりをした仮装もケルト人の風習からきています。
ケルト人はその後、多民族の支配下に入りましたが、その風習を残しつつ、多神教からキリスト教に信仰を変えていきます。
そしてそのキリスト教(カトリック)には諸聖人の日(11月1日)があります。この前日である10月31日は「Hallow eve」と呼ばれており、これが融合しハロウィンとなったのです。
つまりお祭り自体はケルト人の文化で、呼び名はキリスト教が由来になっているのです。
子どもに簡単にハロウィンを説明するには?
ハロウィンは単なる仮装パーティーではなく意味をもつ民族行事です。
現在では本来の形を変え、日本流のイベントとなりつつありますが、せっかく意味があるのならそれを子どもにもきちんと伝えていきたいですし、それを知ることで子どもたちも、よりハロウィンというイベントに親しみを持ってくれるかもしれません。
日本の行事でいえば、新年の前日という意味では大晦日に、亡くなった人の霊が帰ってくる日という意味ではお盆に近いですが、子どもに「大晦日とお盆をミックスさせた行事だよ!」といってもなんだかパッとしませんね。
そこで昔話のように起源や由来を分かりやすく教えてあげるのはいかがでしょうか?例えば・・・
むかし、10月31日は、天国に行った家族がお家に帰ってくるために、あの世とこの世を結ぶ扉が開く日でした。でも、その扉を使って、悪いお化けも混ざってやってきて、街中で悪さをしたり、子どもたちをあの世に連れさらったりしていました。
この悪いお化けを追い払うためにはじめた儀式がハロウィンです。
そのとき街の人たちがみんなでお化けの真似をしたら、お化けは街の人たちが仲間だと思って、悪さをしなくなり、また他のお化けは自分より強そうなお化けの格好をしている人を見て、怖がって帰っていったのです。
だからハロウィンには、悪いお化けから身を守るために、お化けの格好をするようになったのです。
子どもにとってお化けはいつの時代も怖いもの。
ハロウィンの仮装=コスプレだと思われがちで、キャラクターに扮する人も少なくありませんが、このように話してあげることで子どもたちも「お化けの格好はいやだ!ジュウオウジャーがいい!」なんていわずに、自ら進んでお化けの仮装をしてくれるようになるかもしれませんね。
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