ふたご座流星群のベストな方角と時間帯は?便利グッズをご紹介
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季節の行事
12月の流星群と言えば、三大流星群のひとつであるふたご座流星群ですね。
天文に興味がある人にとっては、すっかり定着してきたふたご座流星群ですが、流星数も多く、初心者にとっても観測しやすい流星群になっています。
【関連記事】
オリオン座流星群のピークの時間帯と方角はどっち?流れ星は?
そこで今回は、
● ふたご座流星群とは?
● ピークの時間帯は?
● 方角はどっち?
● あると便利グッズ
これらについて調べてみました。
年内最後の天体ショーをお子様やご家族様と一緒に楽しんでみませんか?
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ふたご座流星群とは?
ふたご座流星群とは、ペルセウス座流星群、しぶんぎ座流星群とならび、年間三大流星群のうちのひとつで、毎年安定して流星が見られる流星群です。
一晩に見られる流星数は年間最大で、条件が整うと、一晩の流星数が500個を超えることもあります。
1時間当たりの流星数は、平均すると40〜60個で、多い時は100個近く観測できます。
最近は明るい流星や流星痕の出現が観測されて、とても印象的な流星群となっており、今後もこの傾向が続くのか引き続き注目されます。
活動時期は、12月5日頃から12月20日頃で、極大を迎えるまでは出現数がじわじわ増加しますが、極大を過ぎると一気に出現数が減少するのが特徴です。
この極大日については次の項目にまとめてありますので、参考にしてください。
母天体は小惑星ファエトン。もともとは彗星でしたが、何度も太陽に回帰するうちに、ガスや流星のもとになる塵を撒き散らし、やせ細って岩石部分のみが残ったのではないかと考えられています。
かつてこのファエトンが撒き散らした塵の中(ダスト・トレイル)を地球が通過することで、流星がたくさん見られます。
ピークの時間帯は?
毎年12月5日頃から12月20日頃まで活動するふたご座流星群ですが、極大日は例年12月14日もしくは15日にやってきます。14日に極大になる年の方が多いようです。
この極大をすぎると出現数が大きく減少するのがふたご座流星群の特徴で、最近の研究によると、極大時刻は流星の明るさ別に比較した場合、予想される極大時刻よりも少し遅れてから、明るい流星の極大がくると言われています。
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1時間以内の誤差を含みますが、2016年以降の予想極大日・極大時刻は以下の通りになっています。
【2016年】12月14日 午前9時
【2017年】12月14日 午後3時
【2018年】12月14日 午後10時
【2019年】12月15日 午前4時
ただ、ふたご座流星群の場合、放射点は一晩中見えているため、時間に捉われる必要はないでしょう。
強いて言うのであれば、放射点の高度が高くなる22時以降の方が観測しやすくなります。
方角はどっち?
ふたご座流星群の放射点は、ふたご座のカストルの付近にありますが、流星は空一面に出現するため、どちらの方向を見ていても、流星を観測することが可能です。
空が広く見渡せ、市街地の明かりなどが視界に入らないような方角をみるのが良いでしょう。
また、月明かりが流星の発光を遮るので、月が出ている場合には、月を背にして観測するようにしましょう。
あると便利グッズ
天体観測と言えば、双眼鏡や望遠鏡をもって行うのが一般的なイメージだと思いますが、ふたご座流星群の場合には、非常に速いスピードで流れてしまうので、双眼鏡や望遠鏡による観測はおすすめできません。
肉眼でも十分なので、肉眼で観測しましょう。
それよりも、ふたご座流星群は寒い時期の流星群なので、暖かい寝袋などの防寒グッズがあると便利です。
重ね着をすることはもちろん、帽子マフラー手袋などの防寒具で寒さ対策は万全に行っておいた方が良さそうですね。
他にも、携帯カイロや温かい飲み物などを持参すると重宝しそうです。
また、流星はどの方角にも現れるので、長時間の観測にはレジャーシートを用いて寝転がりながら観測するといいですよ。
番外編なので必ず必要ということではありませんが、星座早見盤があると、流星観察の合間に星座や星を楽しむことができるのでおすすめです。
天体ファンにとって一大イベントであるふたご座流星群。
初心者にとっても観測しやすい流星群になっているので、是非お子様との思い出づくりに天体観測デビューしてみてはいかがでしょうか?
また、時間帯も方角も特別気にする必要はないので、12月5日から12月20日頃、天気の良い日に15分程夜空を見上げたら、流れ星が見られるかもしれません。
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